ホーム > 詩人の部屋 > 里雨夜の部屋 > 地面のはな

里雨夜の部屋


[104] 地面のはな
詩人:里雨夜 [投票][得票][編集]

キレイな

大輪が咲いたハナも

蕾が咲かなかったハナも

後悔も

羨望も

散って始めて想い出になる

儚い恋



人々は

地面のハナに

興味なんて持たないけど

散ってこそ美しい

儚い恋



















だって
想い出は
淋しさによって
美化されるのだもの

2007/10/27 (Sat)

前頁] [里雨夜の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -