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里雨夜の部屋


[122] 理由のないこと
詩人:里雨夜 [投票][得票][編集]

どうにもならなくなったら

たとえば
窓の外をぼんやり眺めたり

たとえば
空や海や山に叫んだり

たとえば
足が向く方へ散歩したり




特に理由も意味もなく

思うままに

気のままに

過ごしてみようよ



そうしたら

たとえば
子供になって泣き叫べたり

たとえば
頭や心がすっきりしたり




この世界で

少しだけ頑張れそうな

この世界を

少しだけ好きになれそうな

自分になるかもしれないよ

2008/01/13 (Sun)

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