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里雨夜の部屋


[132] こぼれるモノ
詩人:里雨夜 [投票][得票][編集]

思い出が色褪せるよりも

記憶が遠のいていくよりも

速いスピードで



僕は人間味を失っている





過ごす時間に比例して

暮れる日の如く穏やかに



僕の感情は擦れていく




いつか僕は

人間ではなくなってしまうのだろうか

2008/02/25 (Mon)

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