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里雨夜の部屋


[16] ガラス玉
詩人:里雨夜 [投票][得票][編集]

君からもらったガラス玉

失わないように、と

強く 強く

この手に握り締めていた



なのに


手を開いたら
        砕けてて

砕けた欠片は
    どこにもなくて…

振り返ると

きらきら きらきら

輝いてて


もう戻らない、

もう取り戻せない、って…



『失いたくなかった』

ただ

それだけだったのに…


2006/09/21 (Thu)

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