開け放した窓から涼しくなった空気が流れ込むどこかで焚き火をしている気がつくと僕は一年前の教室にいたまだ騒つく教室の窓から焚き火の匂いに包まれてひとり友達と帰る君を見ていた薄れてきた焚き火の匂いに懐かしい君の姿はない―
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