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里雨夜の部屋


[288] 強がることしか思いつかなかった
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苦しくて


涙がとまらなくて



本当は


今すぐ君のもとへ行きたくて


でも


電話の向こうの君に


大丈夫としか言えなくて



胸を満たす辛いも



溢れてくる苦しいも



疲れてるような

労るような

優しくか細い声には言えなくて





ただ

君に会える日を

待つしかできない僕を


会いにいけない僕を

君は責めないから


愛しいと響く君の声が

大丈夫?とたずねるから



淋しいと響く声で

大丈夫としか言えなかった



思いつかなかった

君を安心させるためには

2011/10/07 (Fri)

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