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里雨夜の部屋


[334] 美しさを詠いたい
詩人:里雨夜 [投票][得票][編集]


秋の青空を渡る飛行機雲

西の山へ隠れていくオレンジの夕日

照らされる街並み


それなりに年月を重ねて

それなりにこの世の汚さも見てきた


それでも

この世の美しさを詠いたい


坂を下るバスの車窓から望むこの世の中は

心にすーっと染み込むほど

美しいから


それなりに汚れた僕でも

美しいと思えるこの世の中だから



僕はこの世の美しさを詠いたい

2012/11/16 (Fri)

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