秋の青空を渡る飛行機雲西の山へ隠れていくオレンジの夕日照らされる街並みそれなりに年月を重ねてそれなりにこの世の汚さも見てきたそれでもこの世の美しさを詠いたい坂を下るバスの車窓から望むこの世の中は心にすーっと染み込むほど美しいからそれなりに汚れた僕でも美しいと思えるこの世の中だから僕はこの世の美しさを詠いたい
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