詩人:里雨夜 | [投票][得票][編集] |
20年連れ添った
奥さん見つめて
まだ愛は冷めてないと
目と目でお話
言葉はなくても分かること お互いに増えてきた
仮面夫婦ばかりのご時世の中
本当の愛を貫いている古き良き時代の夫婦
色あせたベンチに座り 公園の景色見つめてる
流れる雲と青い空と
それから柔らかな陽光に包まれて微笑む君
僕らは僕らのままで 明日もあさっても暮らしてく
少し考えの足りない頭だけど 君と二人三脚で歩いてく
歩いていける
どれだけ時が経っても
変わらずにいよう
奥さん旦那さん
見つめ合ってお話
ときどきはすれ違って
ときどきは背中合わせ
それでも愛は消えないから
ちゃんと言葉にすること 忘れずにいよう
僕らは僕らのままで ばかな掛け合い続けてゆこう
いつまでもいつの時までも このまま風に揺らぐ木の葉のように
小さな暮らしにしがみついて離れない
本当の幸せを知ってる
君も僕も。