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里雨夜の部屋


[358] 将来
詩人:里雨夜 [投票][得票][編集]

私の両親は私の将来についてある意味放任だった

高3で進路を決めるときも

「お前がしたいようにすればいい」

そう言って干渉は一切なかった


大学に入学5年が経つが

「勉強してるか?」「風邪引いてないか?」という連絡が

両親の方から来たことは片手で足りるくらいしかない


自分の人生を自分の思うままに歩ませてもらっている

それはとても幸せなことだと今更ながらに痛感する


ただ自分の思うままに歩ませてもらっているからこそ

甘えは通用しないのだと言うことも感じている


両親の一見突き放しているような深い愛情のおかけで

私は今自分の出来る限りの力で

精一杯頑張れているのだと思う


道なかば将来を思えば決して希望ばかりではない

不安も恐怖もぐるぐる渦巻いている


でも

震える足で一歩一歩未来へ歩いていく

私が自分で選んだ未知だから

両親が拓いてくれた道だから

一歩一歩震える足で地を踏みしめて歩いていく

2013/09/08 (Sun)

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