詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][得票][編集] |
小さな幸せに気付き
それを拾うことが
生活だと言うのなら
昨日食べた夕食を思い出せないのは
昨日感じた幸せすら覚えていないようで
今までの人生は
5分と生きてなかったのかもしれない仮説
振り返ると壊れるような
薄氷の思い出だけが頼り
残りあと少しの命だとしても
未来のない未来には向き合いたくないな
握った救いの手がひどく冷たい
幸せを噛みしめたいのに
味がしない味がしないよ
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