詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
好きな人の好きなものが
自分も好きである確率を
求めて導き出す頃には
別れを告げられて
好きな人の好きな曲だけが
変わらず部屋に流れている
違う
そうじゃないんだって
雑感
ひどく断定的な
けれど限定しない
パッケージングされた
可愛さを
おもいおもいに引き裂いて
柘榴の断面みたいな集合体
そこまで
見えていなかった
立体的に客観視せず
正面だけを見て
それがあなただと判断してしまっていた
見るからに甘そうだったから
過ぎ去った今も苦い思い出だ
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