詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
耳元から心臓まで貫かれる
俺にとって刺さるモノは
貴女にはどうでも良くて
一緒にいるのが不思議だな
その実何の不思議もなくて
俺が可愛いと思う貴女が
「かわいい」と云う相手が
一緒にいるのが事実だから
昨日林檎を食べた虫達が
今日どんな騒ぎを起こすのか
興味はなくて
その場に座って静かに思い返す
可愛い貴女と過ごした日々を
ふたりの蠢きは
裏返したダンゴムシの脚を見るよう
愉しかったな
あいつは昆虫じゃないけれど
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