詩人:HOKATO | [投票][編集] |
可能性から
希望を見出だす。
この行為で
得られるもの
喪失感
空虚感
少しの可能性に
希望を
馳せるぐらいなら
自ら
握り潰してやろう
たとえ
得たものなど
何も無く
掴めてすら
いなかったとしても
.
詩人:HOKATO | [投票][編集] |
白で
我が身を焼き
美しさを
我が身で汚そう。
誰もが
素晴らしいと
讃える白を
原子に成り
全てで感じよう。
溶けて
姿が滅んでも
その白の中
永久に
共存できるよう。
.
詩人:HOKATO | [投票][編集] |
世界から
遮断されているような
この空間
雨を眺めながら
ひたすら
過去を後悔し
心の傷を
何度もえぐる
あの出来事を
忘れないように
二度と
この傷が
癒えることの
ないように
.
詩人:HOKATO | [投票][編集] |
不運な事故に
道端で
息絶える猫
保健所に電話する
自分
『死んだらゴミ扱いになるので、清掃所に電話してください。』
この世界の
命に対する考え
自分の
命に対する考え
異常なまでに軽い
二つの考えに
吐き気がする。
.
詩人:HOKATO | [投票][編集] |
近づいて
触れて
傍にいたいと思った。
やっと
追いつけた
やっと
捕まえられた
…それは
勘違いだった。
…それは
ただの錯覚だった。
ぬくもりも感じられず
触れることすら
儘ならない
それは
鏡花水月
の如し
.