詩人:咲麻 | [投票][編集] |
何もない一日が大切になった
当たり前の日常も
意味のない会話も
その一つ一つが
とても愛おしくて
尊いものだと知った
毎日をもっと
一分一秒をもっと
一生懸命に生きていこう
でもきっと
だんだんとこんな気持ち忘れてしまうから
そっと
今日のまんまるお月様に
愛を込めて口づけを
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君から貰ったいくつもの大切
その一つ一つを僕は葬る
出会ってしまったが故
愛してしまったが故
強すぎる想い
行き場のない想い
たった一つの「愛してる」
あまりにも沢山の「さようなら」
今の僕は
君の目に滑稽に映っているのでしょうか?
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外に出て
深呼吸した
君と同じ
空気を吸っている
外に出て
空を見上げた
君と同じ
空を見ている
本当は
隣に居て
一緒に呼吸を
一緒に空を
だから、明日は君に会いに行こう。
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ニュースキャスターの嘘っぽさが嫌い
哀しいニュースの後の明るいニュース
仕事だって割り切れる心
強いのかも知れない
冷たいのかも知れない
感情の無い世界
モノクロの世界
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自惚れて
卑屈になる
自信なんかないくせに
知ったかぶりみたいな
強くなりたいなんて願うのに
本当は強くなんてなりたくない
何一つ噛み合ない
ぐちゃぐちゃ
明日はまた来て
明日はまた終わる
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祈るように
彼の歌声を聴く
彼女が嫌いだった
うっとりと
優しく微笑む
彼女が嫌いだった
ぐるぐると渦巻く
嫉妬と
羨む気持ちと
祈るような彼女が
あまりにも綺麗だから
彼の瞳が
あまりにも優しく
彼女を捉えるから
二人の視線が
優しく絡まるから
泣いた
そっと涙を拭いて
誰にも気付かれない様に
逃げたした
この気持ちと
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悲しくて
切なくて
温かい
そんな代名詞の物語では
いつだって誰かが死んでいく
誰かが消えて
苦しくて泣いて
誰かが支え抱きしめてくれる
物語の中で
亡くなったはずの人が
テレビを付ければ
笑っている
誰かがその物語を望む
うんと傷ついて
抱きしめられる
そんなヒロインになりたいと
現実にはそうそう起きないから
物語を作り出す
そんな物語は望まない
こんな物語はいらない
ただただ日常を描く
笑って
泣いて
たまに傷ついて
それでもバカみたいに
また笑って
そんな物語でいい
こんな物語がいい
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自分で決めたこと
これでいいんだって
間違ってないんだって
そう思う
そう思うのに
いまいち自信が持てず
不安になる
誰かに
背中を押して欲しい
肯定して欲しい
嘘でいい
誰でもいい
そっと、押してください。
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こっそりと
ただ見つめてた
こっそりと
ただ思ってた
それだけ
それだけだから、伝わらない
伝わらなくていいんだ
笑いかけてなんて
声をかけてなんて
そんな事望まないから
息が詰まって
苦しくなってしまうから
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どうしようもなく似合わない
誰かに似合うって言われたの?
それとも何かを隠しているの?
無駄な事はやめてしまおう
泣き腫らした瞳隠しても
涙の跡が残ってるから