詩人:咲麻 | [投票][編集] |
どうしたの?
と、聞かれ
上手い言葉が
見つからない
どうしてしまったのか
自分でもわからない
あるいは
どうもしないのか
思う事は
溢れてくるのに
伝える術を
見つけられずにいるんだ
伝えるべき言葉が
口に出せないんだ
詩人:咲麻 | [投票][編集] |
電車に揺られ数十分
あの人に会いに行くのは
酷く簡単だ
でも、遠い
一生懸命になる自分
どうしようもなくなってしまう自分
酷く滑稽に感じる
地球の裏側
太陽と月の距離
果てなく遠い
少しだけ
君を嫌いになりたい
会いに行って
会わなければ良かったと
思わなくてもいい様に
何光年、先に進んだら
同じになれる?
どのくらいの速度で歩いたら
並んであるけるのだろう
君は、近い
でも、遠い
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とても幸せなんだと思う
支えられ
励まされ
叱咤され
でも時に疎ましく
全てを振り払って
独りになりたい
そう思うんだ
ちょっとした出来事に
あんなにも笑って
腹筋が痛くなってしまう
それでもたまに
死んでしまいたい
そう思うんだ
思うだけ
だけ、だよ
もしも神様に近付けて
そこが射程距離なら
きっと撃ち落としてしまう
どーか、導かないで下さい
元よりソウゾウなんてしないで
あなたの照らす未知筋が
何よりも怖い
誰かがそばにいてくれる
独りになりたいと思う
死にたいと思う
生きたいと思う
十分過ぎるくらい
幸せなんだと、思う
だから、どうか
私の近くに存在しないで
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でも
何かと理由をつけて
自分を正当化したい
だけど
否定されるのは怖いから
否定してしまいたい
だって
孤立するのは怖いでしょ
いつだっていい子で通したい
自分に自信がないから
なんだかんだと意味付けしたい
だけど
こんな自分は
捨ててしまいたい
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決して強くはない
でも、弱くもない
そう思っていたんだ
君と出会ってから
あべこべ
守りたいが為に
強くなる
失うのが怖くて
弱くなる
触れたくて仕方がないのに
傷つけてしまうのが怖い
傷つけてしまうのが怖いのに
会えば力一杯に抱き締めてしまう
感情を抑えられないのに
感情表現は出来なくなってしまう
詩人:咲麻 | [投票][編集] |
途切れないメールも
不意打ちの電話も
どれもこれも
嬉しくて
にやけてしまうけれど
寂しくて
泣き出してしまいたくもなるんだ
会いたいも
愛してるも
どれもこれも
言葉の羅列なんて
いらないよ
会いに行こう
君の笑顔に触れる
それだけで
なんだかすべて
満たされてしまうから
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小さな石が
重く
大きな石が
軽く
なかなか均等には
なれない
何度となく
口づけるよりも
愛してると囁かれるよりも
ただ一言
貴方の本音を聴きたい
試行錯誤
捨てて拾って
また捨てて…
繰り返しながら
何食わぬ顔で待ってるよ
泣いても笑っても
何も変わらない1日ならば
少しぐらい
強がって立っていたい
過不足な関係に似合う
永久不変の錘を1つ
どうか私にくださいな
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むかしむかし
あるところに…
そんなお伽噺なんかじゃないよ
小さい頃
人のモノばかり欲しがった
あの子のの持っている
おもちゃが
何もかもが
キラキラと
輝いて見えたんだ
少しだけ大きく
でも何も変わらない
誰かの幸せが
羨ましくて
ほんの少し妬ましく
壊れてしまえばいいと
願うこともあったんだ
少しだけ大人に
大人になったかはわからない
欲しがること
しなくなった
人の持っているモノ
人の幸せを
ただただ
眩しく感じるだけ
本当はまだ
子供のまま
欲さないけど
あげない
この手の中の
大切なモノ
少しだけなら
分けてあげよう
でもあげない
不確かな存在を
ぎゅっと握りしめて
離さない