どうせいつか失ってしまうのなら

今この手で
壊してしまいたいと

そう思うんだ



だけどやっぱり大切だから
抱き締めて

守りたいとも
思ってしまうんだ

真夜中に訪れた
礼儀知らずの寂しさ

隣を見れば
誰かの気持ち良さそうな寝顔

だんだんと
着々と
近付いてくる

叫んでしまいたのに
ままならない呼吸と
溢れ出す水分が
邪魔をする

耐えきれず
すがりつく

ふと見上げたその顔は
よく知っている

眠たげな表情
それでも力強く
温かな腕の中

優しく撫でる掌と
規則正しい呼吸



さようならを告げよう
そしてまた
温もりに包まれ

眠ろう

立ち止まり
見上げた空は

どんよりと重く
寂しげな表情をしていたけれど

吹く風は
ふわりと温かく

舞い踊る花びらと
ざわざわと青い葉が

行ってらっしゃい。と
笑いかけて

帰り道にはきっと

お帰りなさい。と
笑いかけてくれるんだ



まだ少し重い足を
踏み出したなら

その重みで加速して
ジェットコースターみたいに

どんどんと前に
進んで行くんだ



立ち止まり
ゆるやかに
加速していくんだ

何も出来ないから
やらない

意味がないから
やらない



勿体ないと
思うんだ



考えた末の
答えかも知れない

無意義な
時間になるのかも知れない



投げ出すのなんて
いつでも出来るから



だからゆっくり
遠回りしても

いいと思うんだ



驕りだと
自惚れだと

言われても



無力さを嘆く前に
やるべき事があるでしょう？

出来る事が
あるかも知れないでしょう？

君は残酷
部屋いっぱいに忘れ物

触れられた感覚
煙草と香水

消えない
消せない
寂しさ募る

バイバイの後で
ため息と深呼吸

少しだけ
ほっとする

今はまだ遠い
遠い未来

君と手を
繋いでいたい

ふらふらと
歩き出す



目的地なんて
存在しない

スタート
と
ゴール

縛られるのは
好みじゃないんだ



ただただ
駆けていたいの

何度となく躓いて
何度でも立ち上がっていきたい



誰の助けもいらない
なんて

そんなこと
言わないよ

困ってたら
助けてね

代わりになんて
大それてるけど

君が躓いてる時は
迷わずに手を差し出すから



手始めに
一緒に散歩でもしようか？

初めて。
で、出会った

こんにちは。
で、また出会う

おはよう
いただきます
ご馳走さま
行ってきます
行ってらっしゃい
ただいま
お帰りなさい
お疲れ様
ごめんなさい
ありがとう
おやすみなさい

さようなら。
は、いつの日か



伝えたいことは
沢山あるけど
その全てを
言葉には出来ないから

日常で交わす
その想いを大切にするよ

いつかこの幸せも、
終わりがくるのかしら。



終わる事を拒むなら
必死に食らいついてみて

人任せ
波任せ

言語道断
あっち向いて、ほい


無様な姿は
愚の骨頂？

来るもの拒まず
去るもの追わず

ただただ最初っから
どーでも良かっただけでしょう


動かなければ
始まらない
動かないから
始まらない


煙草一本吸うのも
ほんとは勇気がいるんだ


いつの間にか
当たり前

当たり前が
当たり前じゃなくなる

その瞬間を
誰が知ってるの



始まりから終わり
終わりから始まり

そんなもん
いらないよ

始まりがあるから
終わりがあるなんて

出会いがあれば
別れもあるなんて

そんなの誰が決めた？



必要ないよ



見えるものが全てなら
悩む事は皆無

そんなもん全部
自分次第でしょ？

少し色褪せた
キャンパスノート

現国・数�V・英語…

ぱらぱらと
所々に走り書き

意味のない言葉
落書き
友達からのメッセージ

あの頃の自分が
何を思い感じていたかなんて
今ではもう思い出せない

ただ揺るがない
忘れられない

『好きでした』と
君へと向けた思い

まっさらな
後ろから２ページ目

誰にも打ち明けられず
君に伝える事もせず

過ぎ去った
確かな思い



君は今も
変わらない顔で…

笑っていますか？

喧嘩にならない喧嘩
寂しい

大人と子供の境界線なんて
なくしてしまえばいい

思う事ぶつけたら
人の気持ち考えろって

我慢してたら
意見がないって

「はいはい」って
大人ぶらないで

ただ言葉が欲しい

気持ち聴かせてよ
どんな罵声でもいいから