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咲麻の部屋


[126] 図書室
詩人:咲麻 [投票][編集]

放課後、窓の外を眺めてた
風に揺れるカーテンでかくれんぼ
意識半分、指先でなぞる文字
ざらざらとした表面にインクの匂い
ふと落とした視線が
キミの欠片をみつける
伝えたくて何度も練習した二文字を
言葉にする代わりに探し出す
指先に触れた物語は行き場を失って戸惑う
色んな物語が誰の為なく存在する
この場所に、
もしもタイムスリップ出来たなら
小さな物語りを1つ
こっそりと置いて帰りたい

2010/07/03 (Sat)

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