真夜中に訪れた礼儀知らずの寂しさ隣を見れば誰かの気持ち良さそうな寝顔だんだんと着々と近付いてくる叫んでしまいたのにままならない呼吸と溢れ出す水分が邪魔をする耐えきれずすがりつくふと見上げたその顔はよく知っている眠たげな表情それでも力強く温かな腕の中優しく撫でる掌と規則正しい呼吸さようならを告げようそしてまた温もりに包まれ眠ろう
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