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亜子の部屋


[7] 雨音
詩人:亜子 [投票][編集]

さみしさの
波紋ひろがる水たまり
蹴って乗りこむ
電車の窓に
つややかな雨粒
駆けるたびに
めくるめく光の星雫
ためいき掠う流れ星

夜空は
手を埋めるほど近く
願い星ははるか遠い

その狭間に雨音


2006/06/26 (Mon)

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