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さくの部屋


[35232] うそつき
詩人:さく [投票][編集]



嘘つきな腕に抱きしめられて
初めて愛と呼ぶ事を
心の底から恨みました

眠りにつくまで
確かに暖かくて
眠りについてから
いつの間にか冷たくて

初めて痛みの涙と呼ぶモノを
心の中から溢しました


愛しているから信じれた
愛しているから信じてこれた

互いがどれだけ感じ合えても
一瞬闇に手を染めてしまえば
何もかもが幻想のようで


柔らかく触れた肌の温度も
積み重ねた幾つもの時間も


嘘つきな愛に溺れこんで
たくさん笑顔を失いました
たくさん約束を諦めました
嘘つきなあなたと出会って
初めて失う事に怯えました
初めて傷つく事から逃げました


それでもあなたは愛しい人で
それはずっと変わらない


あなたはこれからも…
私の中を彷徨い続けるでしょう



2005/05/23 (Mon)

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