詩人:桜井 楓 | [投票][編集] |
あなたと暮らす毎日のなかで
最初は何も必要なかったんだ
嬉しくて 楽しくて
ただ いるだけで幸せだった
いつのまにか
少しずつ 何かを必要とするようになって
それを互いが求め合い 話し合い
時にぶつかり合うこともあった
幸せを必要としていたんだ
やがて 時々ひとりの部屋で
振り返ることもあって
何を求められているのか
そして 僕は何を求めようとしているのか
でも 分からない時もあった
人と人の関係性は
欲と欲の摩擦が生じるもの
あとどれくらい経てば
分かり合えるのだろうか
ふと そう思うことがあるけれど
最初は何も必要としていなかったはずだ
なぜ必要となったのかは
それ(いるだけで幸せ)を当たり前のように扱って
無いものにしてしまったからだろう
最期の時になって
どんな身になっていても
それ(いるだけで幸せ)をまた実感すること
でもそれは
最初の頃とは違う
毎日という 長い月日という重みが
それ(いるだけで幸せ)を感じさせている
涙が溢れてくるのは
そのせいだろう
いまはまだ その最期ではなく まだ途中にいる
何が大事かなんて 言うまでもなく
思うまでもないはずなんだ
互いのなかの自分が邪魔をしなければ
何も遮るものはない そして
「好き」は続いていく
月日が経って 姿形が変われども
その根底にあるものは変わらないのだから
今日もあなたと暮らせることで幸せ
一途にときめく心を
昨日のことのように思えたなら
明日もきっとそう思えるだろう
素敵な日々を過ごす為に
ずっと続けていく為に
芽生えた愛は
そのままに…
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今以上 これ以上を求めていくには
何が必要なのかと 誰もが自問する
時が経つこの空間に
未だ知らないものに心が躍る
何をどうしたら 自分の形で
離層できるのだろうかと…
足早に過ぎ去った時間を
書き留めたノートで
理想の未来へと導き出してみれば
その刹那のなかに見えるものがあるはずだと
誰もがそこにおいては
夢幻の光
重く留まる事は許されない
無限の空間
そして…
夜明けの扉を開く時
新しい自分が始まる…
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キチンとやることを教えられてきた幼少期から思春期にかけて
そして それを一人前だとか
大人っぽくなっていくんだとか言う
型にはまったアラフォー以上の世代感
確かに
それはそれは重要なこと
型にはまったこの現代社会では
時にそれは弊害にもなる時がある
毎日どこかで誰かが悩んでいる
積もり積もって鬱々とする
解決しなくて自殺する時もある
キチンとやることを教えられた教育は
時には青少年たちの未来さえ消し
有望な若手を消し
リーダー的な存在の中堅、ベテランさえも消す
キチンとやろうとすれば
誰だって思い悩むもの
両手いっぱいに
いろんなものが溢れている
大雑把ではなかなか生きづらいこの世の中で
「キチンとやろうとするから悩むんだ」と
この言葉を持つだけでも
多くの人は救われるのではないか
そう思うこの頃である…
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人は時の波に漂う
明日への思いは月夜の灯りと共に
いまを照らしてくれるものはあるのか
人との会話のなかで探す日々よ
切ない明日を怖れて
眠れない夜に
まだ今日という日を
この時間を大切にして
人は時に涙が溢れる
思いはいくつもの繋がりのもとに
いまはこうして
願いを抱いて
いくつになっても大人になることを夢見る
一人きりの部屋で
この夜がどんなに静寂でも
胸の中はいつも張り裂けそうな気持ち
人は時の波に漂い
明日への思いは月夜の光に照らされて
どこまでも深く 深い海のように
沈んだら いつか落ち着くのか
流した涙もそこへ辿り着くのか
思いはいくつもの季節とともに
いまはこうして
切ない風が水面を撫でたなら
僅かな波が涙を流してくれる
いまはこうして
膝を抱えて
願いを抱いて
いつの日か大人になること
夢を見てる…
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過ちを犯すこと
人は必ず間違える生き物
ただ それらを繰り返してはいけない
抑えきれない衝動がある時
何を思い浮かべても
それは盾にも壁にもならないこともある
やむを得ない
という時もあるけれど
やむを得ない時は
それまで持ち続けてた気持ちを思い返してみる
そして新たに芽生えた悪しきものをそっと風に乗せてみる
やむを得た時に
また今までの自分に戻れる
やむは止まる
やむを得ないは
止まれない
悲しみの顔を見たくはないのなら
自分自身の心の中を覗いてみようか
抑えきれない衝動の答えが
そこにある
その扉を開ける鍵が
心の中にある
巡り巡る日々のなかで
周りの人々全てが楽しそうに見える時
喜びの原点に回帰する
自分のそれはどこにあるのか
過去の思い出の中にあるものから
きっと見つかる
やむを得ない自分にさよなら
そして 今からの自分にありがとう
そして 喜びの衝動を笑顔を再び…
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もう これ以上先へは進んではいけない
跡を継ぐ未来の子供や後の偉人達へ
世の中が発展し過ぎて
馬鹿な自分主義のユニクロの世界観
テレビで見る人達 ネットニュースになる一般人
皆 簡単で5人以上で踊り歌わなければ華にはなれない
人は機械のような思考なのか
動物のようになるのか
果てしなく昔の脳になっていくのか
人口が減る時代がすでに始まっている
物価も人知れず上がっていく
人と人との争いは勿体無い
負の連鎖を呼ぶだけのもの
自然災害や病が猛威を奮えば人は減る
金 携 食 物
紙幣が価値を失くした時
食物の価値が一番上に上がるのに
出前やサプリメントで良いと言う
携帯電話も十万を超え
もはや部屋も皆同じで
車も免許も人さえも要らないと言う
村が町を目指し
町が市街地を目指し都市を目指してきた
世界中を見渡せば
どの国も目指している
先進国が進めてき群雄割拠
新興国が新たに名乗りを上げて
下克上を目指してきた
未だに内乱を起こしている国もあるけれど
そろそろ終わりそうだ
世界中のあらゆる場所が都市になれば
人の行き来はさらに盛んになるけれど
失われた村は戻らない
アスファルトやコンクリートは
土には還れない
この先いったい誰が草木や食物を作るのか
人や土が減れば
腹も減る
腹が減れば腹立だしいもの
明日は家の鍵をかけ忘れてはいけない
食物の奪い合いが始まる
偉人らが寿命を迎え居なくなり
遺産である諺さえも解釈を変え
理解できなければ…
動画を撮り踊って楽しめるのも今のうちに
レシピではなく
米や野菜の作り方も今のうちに
この後を継ぐ未来の僅かな偉人達への思い
間違えて作り上げたものを
やり直すことは容易ではないこと
ストレスがかかること
人も土も知っている…
もう一度人に生まれ変わる時
この世界がどうなっているのか
今は誰も知りもしない…
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キャッチコピーで飾られた街のなかで
右も左も見渡せば見知らぬ人ばかりで
誰も寂しがりの人はいないように見えるけど
本当は誰かと同調したい心はいつも
孤独と自分と
手にしたスマホの画面に依存している
昨夜見た同じようなニュースのなかで
ある人が語っていた言葉が気になりだして
あれもいまの時代と言えばそう思えるけれど
本望を置いては行けない心もいつか
明日の自分と
向き合うことができる日が来るのだろうか…
嗚呼 オトナになったのに大人への抵抗
あの頃に素直に眺めていた街はどこへ
いまは 愛着もない風景へ贈る言葉は
嗚呼 故郷を離れ ただ ここで暮らす人たち
独りの夜には慣れない
誰にも見つからずにこの家へ入る度に
無機質な感情にはなれない
こんなにも輝く街のどこかに
明日を忘れるほどの夜はあるのか
つい道に迷ってしまうと
適当に歩いてしまう
そのうち分かるところへ向かえるはずだからと
ちゃんとした道を歩んでいた頃の自分に
いまは標は見えていないけれど
道の途中でそこに辿り着ければいい
ありのままを出すことに勇気が必要になってしまった時代では
誰と誰が何を話すべきかなんて
他の人が決めるものでもない
自由という間違った常識を叩き込まれ
袋叩きにする為にお互いに顔の見えない場所から
なりふり構わず攻撃しているのは
紛れもなく弱い人間だって
晒すようなものだと気付いていない
「泣けない時代」を生きるいま
弱者を武器に強き者を叩くようにと
それが自由だというのは
葉から落ちていく雨の雫を見ても
何も感じないことと似ている
植物も毎日生きている
強い陽射しを受けて枝垂れていても
宵が来て鮮度の良い空気を吸う明朝を迎えれば
また立ち上がる
海も山も空も何も話してはくれないけれど
じっと眺めていれば
じっと眺め続けていれば
この胸のなかにあるものに答えをくれる…
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いつも美味しいものを食べたい
そしてその時の食感で心が幸せだと感じること
満腹ともなれば 頭の中もお腹もいっぱいになる
でもいつも食べ過ぎてしまうと
消化しきれずに太ってしまう
数学的に考えると単純なことだが
普通に食べたら消化できるし溜まらない
多く食べたら消化できず溜まる
溜まるが続くと溜まり続ける
そうなると さぁ大変だ 減らさなければいけない
いつも美味しいものを減らして食べることになる
いや さらに減らさなければいけない
果たしてそれだけの量で心が幸せだと感じるだろうか
別のものを食べなくてはいけないのではないか
味気ないものにしないけらばいけないのか
良薬は口に苦しというけれど
多少でも苦い思いをしなければ
本当の自力は付かない
その時の思いこそが糧になる
人生はプラスマイナスであり
努力をした分の力というのは必ず報われる
熱いお茶を腹の中で感じること
喉元過ぎれば熱さを忘れるようでは
同じことを繰り返してしまう
詩人:桜井 楓 | [投票][編集] |
心は変えられる
いまがどんなに苦しくても
状況が悪く辛くても
いまがダメでも
1年後も良い気がしなくても
5年後ならどうなのか
まだなのか
10年後ならばさすがに
いまの自分じゃない
いまがどんなに苦しくて
辛くて迷い込んだのなら
いまではなく
大丈夫だと思える未来を見て
そこを目指してみよう
たとえ遠い道のりでも
大丈夫だという未来が見えているのなら
そうしたら
現実を受け止めて対応できる
そして
心は変えられる…
その先の未来の自分が振り返る
あの時の苦しみや辛さがあったから
乗り越えたから
いまの自分があるのだと…
詩人:桜井 楓 | [投票][編集] |
人身事故への意見の多くは
遅延で迷惑することや
家族への多額の賠償請求をしろという言葉を浴びせる
よく読むと自分寄り
自殺する人は
自殺するほど追い込まれた精神状態にあるということ
もし身内に自殺志願者がいたら?
いるとも思えない
想像もつかない
関係ないという人もいると思う
雰囲気で分かれば構内の誰かが止めている
良くも悪くも
他人を気にかけない時代が始まって30〜40年くらい経つのか…
自殺には必ず原因があるけど
自殺を許す許せないでもない
その時代に合わない
合わせれない人もいる
政府の方針は国民の生活に直結し
時には人との付き合い方も変えてしまう
それは続いていくものだし
国民性そのものも毎年変化していく
一年一年と
世間の常識は少しずつ変化していくもの
でも そのなかで人との繋がりや人の温かみだけは
変わらず続いていかないといけないと思う
そこもいまは
遅延や不通な事が多いように思う
今日もどこかで誰かが…
助かることばかりを考えている…
「助かります…」