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桜井 楓の部屋


[13] 〜偉人達への思い〜
詩人:桜井 楓 [投票][得票][編集]

もう これ以上先へは進んではいけない
跡を継ぐ未来の子供や後の偉人達へ


世の中が発展し過ぎて
馬鹿な自分主義のユニクロの世界観
テレビで見る人達 ネットニュースになる一般人
皆 簡単で5人以上で踊り歌わなければ華にはなれない

人は機械のような思考なのか
動物のようになるのか
果てしなく昔の脳になっていくのか

人口が減る時代がすでに始まっている
物価も人知れず上がっていく
人と人との争いは勿体無い
負の連鎖を呼ぶだけのもの
自然災害や病が猛威を奮えば人は減る


金 携 食 物
紙幣が価値を失くした時
食物の価値が一番上に上がるのに
出前やサプリメントで良いと言う
携帯電話も十万を超え
もはや部屋も皆同じで
車も免許も人さえも要らないと言う

村が町を目指し
町が市街地を目指し都市を目指してきた

世界中を見渡せば
どの国も目指している 
先進国が進めてき群雄割拠
新興国が新たに名乗りを上げて
下克上を目指してきた

未だに内乱を起こしている国もあるけれど
そろそろ終わりそうだ

世界中のあらゆる場所が都市になれば
人の行き来はさらに盛んになるけれど
失われた村は戻らない
アスファルトやコンクリートは
土には還れない

この先いったい誰が草木や食物を作るのか

人や土が減れば
腹も減る
腹が減れば腹立だしいもの
明日は家の鍵をかけ忘れてはいけない
食物の奪い合いが始まる

偉人らが寿命を迎え居なくなり
遺産である諺さえも解釈を変え
理解できなければ…

動画を撮り踊って楽しめるのも今のうちに
レシピではなく
米や野菜の作り方も今のうちに

この後を継ぐ未来の僅かな偉人達への思い

間違えて作り上げたものを
やり直すことは容易ではないこと
ストレスがかかること

人も土も知っている…

もう一度人に生まれ変わる時
この世界がどうなっているのか
今は誰も知りもしない…










2021/07/25 (Sun)

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