詩人:桜井 楓 | [投票][得票][編集] |
ある大国の主が手を挙げる
そこから我慢比べが始まった
従う者達と反抗する者達は何を思う
無力な人々は何を思う
一年ほど経過した今では
よからぬ国々が
少しずつ我慢できなくなってきている
静けさの中の緊張感が漂う世界の中で
裏舞台では 良い国も悪い国も慌ただしい
支援のという言葉は
良い事にも悪い事にも使われている
戦地となる地に住む人々達の元へ
大量の食料や暖を取るものが送られている
兵士やミサイルもそこへ向かっている
これから着弾するかもしれない
誰かが銃をこの身に向かって構えるかもしれない
表向きに戦っているのは二つの国だけど
間接的にそこへ向かい集まって戦っている国は
どれほどあるだろうか
この指止まれと挙げた手を下ろす時に
その人物は存在しているだろうか
世界中の人々が注目する
2人が挙げている手を
お互いが向き合って下ろしてくれれば
そこに握手が生まれ
拍手が起こり平和が戻るけれど
その為に何人の人の人生が犠牲になるのか
勇気を持てば簡単なことのように思えるけど
その挙げた手を下ろす時は
世界各地が悲惨な目に遭っているかもしれない
代わりに誰かが挙げ続けるかもしれない