詩人:さくらんぼ | [投票][編集] |
きっと
あたしが思うよりもずっと
ずっと、あなたは…。
大人になるにつれ増えていったすれ違い。
あんなに仲良しだったのに
今はどこにいるのかさえわからない。
家出をしたとき、落ち込んだとき、
いつも座るベンチ。
誰にも見つからないはずのこの場所なのに
あなたはどうしてすぐに見つけちゃうの?
聞きたいことも言いたいこともたくさんあった。
でもあなたの目を見てると
何も言わなくても伝わってるような気がして
嬉しくて、せつなくて、くすぐったくて。
涙が止まらなかった。
冬が過ぎ、春になる。
もうすぐあたしは結婚する。
幼い頃に交わした、ありきたりな約束。
「 ボクが幸せにしてあげるからね」
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妥協しない。
几帳面で、神経質で、
こだわりを曲げない。
気性が荒い。
きっとそう思われてるんだけど
でもちがうの。
うまく、手が抜けないんだ。
息抜きの仕方もわからない。
気付けば、本当の笑顔もわからなくなってた。
突然襲った胸の痛み。
レントゲンも胃カメラも異常なし。
違う病院を紹介され
うつ病とパニック障害であることがわかった。
まさか自分が?
どんどん重くなっていく身体。
疲れがとれにくい身体。
眠れない身体。
発作を起こす身体。
今まで気にかけてあげなかった私のせいだ。
目に見える完璧ばかり求めて
自分の身体、劣性品になってた。
「誰もわかってくれない」
そうじゃない。
私がわかろうとしないから。
病気になって気付けたことたくさんある。
ここからが「私」の始まりなんだ。
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あたしのことなんか
ほったらかしのくせして
いざというときは
良いとこばっか見せてきよる。
困ったとき助けてくれるんは
いつだってあんたやし
泣いてるときに涙吹いてくれんの
あんたしかおれへん
寂しいときに寂しいって言えるの
あんただけやねん
愛されてんのもわかってるし
大事にされてんのもわかってる
でもなんやろ?
満たされへんこの気持ち。
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素直になったら?
辛いのはきっと今だけやから。
涙が出てこんのやったら
私が代わりに泣いたるやんか。
言いたいこといっぱいあるんもわかるよ。
全部ぶちまけたらいいやん。
その間、耳塞いどくから。
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面倒臭がり屋のあなた
いつも不安にさせるくせに
不満にさせるくせに
ちょっとしたことで
こんなに幸せにしてくれる
こんなに大好きになるはずじゃなかったよ
こんなに幸せを感じれるはずじゃなかったよ
こんな私を
こんなに大切に思ってくれてるなんて
知らなかったよ。
あなたの不器用な言葉や態度を
こんなに愛おしく思うなんて。
今まで起こった全ての出来事が
必然であったと思えるほどの
こんな気持ちになれるなんて
こんな気持ちになれる日が
こんな私に訪れるなんて。
本当に大切で、本当に幸せ。
なんて。
そんな私の、そんな気持ち。
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久しぶりに覗いてみた。
「まだあった」ほっとした気持ちと
懐かしい気持ち。
あと、
ちょっと恥ずかしい気持ち。
過去の自分が書き落とした詩は
若くて…未熟で…
鮮明に覚えてる悩んでた気持ち。
それと幸せな気持ち。
ここに居たから
今があって
この場所があったから
救われて
きっとまた数年後
この場所にたどり着いて
同じことを思うんだろうな