詩人:さくらんぼ | [投票][編集] |
雑踏の中
すれ違う人に
君の面影を感じた
見慣れたはずの景色が
今はこんなにも
僕を追いつめる
『どのくらい歩けば
君を見つける事が
できるの?』
もう君は居ない事
わかってる
それでも僕は
探さずにはいられない
何かせずには
いられないんだ
夢でもいいから
もう一度笑ってよ
夢でもいいから
僕をつれさってよ
僕にできるのは
明かりのない街で
君を待つだけ
もう笑えない君を、
もう動かない君を
ただ、待つだけ
叫び声
どうか響いて
もう一度
君に届くように
雲の上まで届くように
僕には
心の中で泣く事しか、
ただ待つだけしか
できないけど
どうか
夢の中でだけは
僕に笑いかけて
君の声を聞かせて