詩人:洲砂 | [投票][編集] |
華奢なブルーの傘一つ、持ってさ
乗り込んだのは
オレンジ色のキーボード
信号は777
さぁ、今飛び立て
せわしなく
オシャレなのはキミ
照れ屋の黄色
輝く黒色
片思いはタイヘンだ
“お気に”のColors
口ずさんでさ
走りだすのは
オレンジ色のキーボード
リズムは快足
さぁ、響き渡れ
雨のち飴
ないものねだり
期待の呪文
不安の光沢
難しいなぞなぞ
もしかしたら
もしかしたら
キミなら解けるのかも
見上げれば
音色はオレンジ
そうだね
キミは 美しい人
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アポロの死んだ時代に生きる俺達は
“アオ”を知らない
月の石とか
未来はどうとか
俺達の知らない時代
月面に旗をぶっ刺し
でっけぇお子様ランチにしたのはアポロの話
現代はどこか空腹で
俺達は
“アオ”を知らない
遠い昨日の 夢物語
アポロ100号が
星の数だけ旗を詰め込んで旅立つ話
探してたのは
そんな時代
待っていたのは
でっけぇハンバークのお子様ランチ
現代はどこか憂欝で
俺達は
“ユメ”を語らない
尽きぬ遺志とか
未来がどうとか
嘘っぱちで
真実で
俺達は探してたんだ
探していたんだ
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走れ伏兵!
駆けろ伏兵!
お前にゃ
本命には無い、
夢が、
夢があるのさ!!
走れ伏兵!
賭けろ伏兵!
お前にゃ
人気は無くとも
素質は、
素質はあるのさ!!
ぶっ差せ!
追い抜け!
天才ジョッキー
乗ってないけど
走れ伏兵!
賭けろ伏兵!
夢と、期待と
下心を乗せて
走れ伏兵!
駆けろ伏兵!
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林檎にspider
恭しきMADONNA
あんたの愛には毒がある
それは
子守唄には不向きで
それは
100万人の鼓膜をぶち破るには都合が良い
林檎にspider
寡黙なるMADONNA
あんたの毒には愛がある
それは
傷付けるには不向きで
それは
自分一人だけ傷付くには都合が良い
華麗なるspider
屋根裏をすり抜けて
赤く染まったなら
最愛なるMADONNA
ただ君を愛す。
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右隣、体臭の届く距離
B-90のオンナは、飛んでいく 飛んでいく
甘い香りの裏側で
299/300の憂鬱な同情
ボクは 飛んでいく 飛んでいく
左隣、煙草の煙が踊り出すMr.作業着の喫煙宣言 妬ましい
無表情の裏側に
1/300の剥き出しの嫉妬
ボクは 飛んでいく 飛んでいく
今日は去るのか
今日は去るのか
299/300の憂鬱な同情に
明日は来るのか
今日は去るのか
今日は去るのか
1/300の剥き出しの嫉妬に明日は来るのか
明日は来るのか
詩人:洲砂 | [投票][編集] |
60億を越える意志があるこの球体の上で
99,9%以上の人の
顔を見ることは無いだろう声を聴くことは無いだろう
エネミー、
友人でも 恋人でもない
エネミー、
君は エネミー
俺の顔を知っているのか
俺の声を知っているのか
0,1%にも満たないYesの中で
エネミー、
友人でも 恋人でもない
エネミー、
君は エネミー
空前絶後最強好敵手
0,1%にも満たないYesの中で
血沸き肉躍る出逢いが他にあるものか
エネミー、
君は エネミー
空前絶後最強好敵手
空前絶後最強好敵手
空前絶後最強好敵手
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タイム・マシーンをつくろう
95人の天才博士に
4人のロック・シンガー
最後に1人 初恋のアノコ
きっと
そんな100人でしかつくれない 手作りマシーン
たった一言の伝言を乗せて
夏休みとともに
またひとつ
ロウソクの数が増えた君へ
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傘の上に雨は降る
俺ひとり、傘を差し、
傘の上に雨は降る
またひとり、
またひとりと、行き交う人は傘を閉じ、
傘の上に雨は降る
車道の魚群に皮肉を捧げ、俺ひとり、ただひとり
雨に濡れ、ただひとり
傘を差し、雨が降る