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sattieの部屋


[3] fade-out
詩人:sattie [投票][編集]

薬で出した血は私の力で止まらなかった
今度は血を止める薬を飲むんだって

お医者さんは困った顔をしてた
私は「すみません」とへらへら笑った

険悪な雰囲気は嫌いなの
誰かの悪意のない行動が誰かの気分を害すなんて
そんなことがどうして起こるかって

余裕がないんだよ
みんなみんな

自分のことばっかりならべて
相手が何かをしてくれることを求めて
自分じゃない誰かの非を糾弾する

自分の手柄でもないところで
立場の弱い相手に平気で
「恵まれてるって思わなきゃね」なんてことを言う

(そんなこと
 言われなくたって
 彼女は嫌って程分かってるのに)

そんな鈍感さ
そんな傲慢さに
疲れたの

私の体は
それをよく分かっていて
すこしずつ
すこしずつ
終えようとしている
役目を

そんな気がする晴れた昼下がり

2008/10/04 (Sat)

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