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無人の部屋


[6] 灯台
詩人:無人 [投票][得票][編集]

灯台の最上にあるピアノ

影の様な男が一人 弾いている

聴こえる旋律 悲しい旋律
光りが夜の海を照らす

ピアノの音は深海魚を振り向かせた

流れるピアノの音 俯く影の様な男

そのピアノで何を表したかったのか?

帰れよ自分の帰りたい所へ
多分そこには大切な人はもういないんだろ?

望むなら帰れば良いよ

悲しいピアノの音

海はただ夜に旋律をからませて

朝がくればもう彼はいないだろう

だけど今だけは この胸を締めつける
ピアノの音に耳を傾けて

2010/10/13 (Wed)

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