詩人:漣 竜庵(さざ波) | [投票][編集] |
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雨の日も
風の日も
僕は君の歌を聴き
嵐が来ようが
雪が降ろうが
僕は
人通りの
邪魔にならない
街角で
君を待つ。
顔が真っ赤に
染まっても
一生懸命に
一本足で
踏ん張りながら、
君からの歌を
ずっと待っている。
大切な人へ
その歌を
届けるために
僕は
その歌を
口ずさむんだ。
P.S.
切手を忘れずに。
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П ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄П
窓ガラスを
コツ……
コツコツと
窓カラスが
クチバシで
窓を叩く。
冬の
真っ白な
窓カラスが
雪音と一緒に
雪色の切なさを
運んで来た。
365日前に
書いた手紙は
瞳を閉じても
両耳を塞いでも
変わらぬまま
脳裏に
浮かんだが、
その手紙を
細々に破いて
あの日と
同じように
窓ガラスめがけ、
放り投げようか。
真っ白な
窓カラスが
翼をひろげたら、
破り捨てた手紙と
切ない雪が
闇夜を照らし
真っ白なカラスは
真っ黒な過去に
姿を消していく。
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幸せの鐘の音色を
知ってるかい?
誰もが
持っているはずの
その音色に
何が幸せかを
気付いている人は
知ってるいる人は
少ないかも
知れない。
ほら、耳を
すましてごらん。
そう、目を
閉じてごらん。
聞こえてくるのは
夢の中。
ス〜や〜スヤ
〜す〜ヤスヤ
ユ〜め〜ノナカ
ウ〜た〜ウヨ
オ〜ら〜カニ
カ〜ね〜ノコエ
安らかな
夜の眠りに
体と心を
休めたらね、
幸せの鐘の寝色が
響いてる。
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窮屈な部屋の洞窟で
退屈な欠伸が巣窟し
卑屈な苦痛と
偏屈な寛ぎが
理屈も屁理屈も
クツクツ混ぜる時は
外の世界へ
ロックンロールに
行こうよ
不撓不屈な精神で
靴の踵をすり減らし
いくつもの人生を
発掘しながら
ロックツロールと
楽しもうじゃないか
━備考━━
窮屈:きゅうくつ
欠伸:あくび
巣窟:そうくつ
卑屈:ひくつ
偏屈:へんくつ
寛ぎ:くつろぎ
不撓不屈:ふとうふくつ
踵:かかと
各語の意味省略
2007.5.