あなたの
どこがすきなんだろう

考えても浮かばない

だって
自分勝手なあなた
いつもわたしは
振り回されてる

そんなあなたの
どこがすきなんだろう


そういえば昔
誰かが言ってくれた

『きみのなにがすきとか
　どこがすきとか
　そうゆう問題じゃない。　理屈なんかじゃなく
　きみのことがすきなん
　だよ』

そうゆうこと

あなたのどこがすきなんだろう
そんなこと考える必要なかった

ただ

あなたのことが好き

ずっと下を向いて歩いて来た
うまく笑えてなかった


少しずつ
少しずつ

空を見上げるようにした
口の両端を上げるようにした

そうしたら
気持ちが軽くなったんだ


そんな簡単なことだったら
もっと早く気付けば良かったのに


ううん
遅くないよね

これからまだ
時間はいっぱいあるんだ

電話をとると

想い人が声をだす

思いもよらぬ

あなたの声

『ひさしぶりだね
　しごとがんばってる？』

たったそれだけで

嬉し涙

挨拶と仕事の話

たったそれだけで

あるわけがない

あなたとの恋を

妄想してしまう

バカなわたし

あなたに愛を伝えても
あなたは何も思わない

言わなくてもわかってる
そうあなたは言う

そんなあなただと
わたしは知っているから
あなたに愛を伝えない


伝えなくてもわかってる

そんなあなただとわかってる

キラキラしてる街中の

散らばった輝きを

ひとつ

ふたつ

みっつと

拾い集めてくっつける

そしたら

私も輝けるかなぁ

真っ青なお空の中

吸い込まれていき

雲と一緒

風に流されていく

私の気持ちを

そんな風に

遠くへ流すことができたら

どんなに楽だろう


そんなことばかり

考えるだけで

何も変わらない

変わろうとしない

今までのわたし

これからのわたし

他の人を求めてみても

やっぱり想うは

あなたのこと


わたしの心は

あなたで汚れ

誰にも落とすことなどできない

自分自身で拭ってみても

それはただのびて広がっただけだった

汚れは余計にこびりつき

その存在をさらに確かなものにしていった

もう消せない

あなたの染み