詩人:アサスケ | [投票][編集] |
最後まではずせなかった
白のカーテンにくるまって
振り返った君に
またすべてを奪われた
何度も胸に鍵をかけたのに
何度も君に心ぬりかえられる
ベールをめくって愛を誓うのが
僕じゃないのなら
その安っぽいレースでいい
それでいいから
小窓からはぎとって
そのまま連れていきたい
連れていきたい
この部屋に永遠はない
君と何度もぬりかえた壁の色
きっと真っ白に染められていく
鐘が鳴ったよ
さぁ汚れたベールを脱いで
扉を閉じたら鍵をかけて
悲しい涙をすくうふりをして
誰にも見えないように
今お別れのキスを