ホーム > 詩人の部屋 > アサスケの部屋 > 恋する季節

アサスケの部屋


[32] 恋する季節
詩人:アサスケ [投票][編集]

ボーダー柄のシャツと
ワンウォッシュのデニムがよく似合う
あの子の虜になった僕は
毎日心がバタバタ騒がしい

いつも僕の前を
ひらりひらりと駆けていく
手をつなぎたいのにあと少しが届かない

いつだって前を向いて
ワクワクを探しているから
見えるのはつむじだけ
もどかしい夏の午後

赤いカーディガンと
チェックのスカートがよく似合う
あの子と微笑みあうようになった僕は
毎晩明日が楽しみでしかたない

いつも僕の少し後ろで
ぱたんぱたんと歩いてる
手を差し出せば伸びてくる小さな手

お気に入りの本を隣で読む時に
よく見える長いまつげが
愛おしい秋の公園

2021/11/10 (Wed)

前頁] [アサスケの部屋] [次頁]

- 詩人の部屋 -