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シンラの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 
詩人:シンラ [投票][編集]

静かに
時が満ちるのを
待っている

地中深くに潜った種は

お日様に会いたくて
青い空が恋しくて
風に吹かれたくて
うたを歌いたくて

ひたすらに
時が満ちるのを
待っている

2004/10/16 (Sat)

[2] 運命少年
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君へと導かれていた

青い夜 小さなナイフ 鉱石ラジオ

あの日の涙
あの日のほほえみ

わたしの求める
すべてのものを
ただ君だけが
いだいていたの

2004/10/16 (Sat)

[3] かくれんぼ
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かくれんぼしようよ
ふたりでいっしょに
隠れていようよ

薄い灰色の廃墟
汚れた花壇の
陰に潜んでさ

夜じゅう話をしていようよ
ココロは
いろんな国の物語を
知っているしさ

この花壇
ずっとずっと昔はきっと
楽園だったね



朝が来て
太陽がぼくらを見つけても

きみの傷が
いつか
ちゃんと治るまで

世界から
かくれんぼしてようよ

2005/01/22 (Sat)

[4] 
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外に出てこぬ涙の粒は
ココロの森の
そのおくの
遥かで静かな湖で

優しい色を
湛えてる。

悲しく悲しく
哀しく哀しく
泣けたらどんなに楽だろうかと
腕を噛んで
過ごした日々

そんなときでも
どんなときでも

優しい涙を
湛えてる。



きみのココロの
森を歩いて

その湖の
きれいな水

汲んでこれたらいいのにな。

2014/11/26 (Wed)

[5] 帰還
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あなたにとても
会いたかったよ

そのてのひらに
帰りたかった

西の彼方で
ゆらめく夕日

そのてのひらに
帰っていこう

2004/10/23 (Sat)

[6] 思春期
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青い夜
震える涙
すべて包んでた

思春期に
傷ついた心
水面眺めてた

どこにも誰も見えなくて

それでも誰かに逢いたくて

逢いたくて
泣きながら
でこぼこ道を
歩いてきたよ

2014/10/14 (Tue)

[9] まだ見ぬ誰かを探し求めて
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さびしくて
誰かに抱きしめてもらいたいのに
それが誰なのか
わかりません

誰にも必ず
運命の人がいるのだと

そんな
おとぎ話のようなコト
ひたすら信じて
歩いてきました



夕日のオレンジ
誰かと一緒に見たかった

満点の星
誰かと一緒に見たかった

笑い合える誰かと
泣き合える誰かと
想い合える誰かと



もう一度
歩いてみよう

まだ見ぬ誰かを
探し求めて

2011/01/31 (Mon)

[10] 涙の星
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涙が一粒

涙が二粒

涙が三粒

涙が四粒…



少女の零した
涙が満ちて

その星は
始まりました。

2004/12/07 (Tue)

[11] 異国の線路
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世界は
美しく
素晴らしく
残酷で
哀しくて

花と毒と
爆弾とドーナッツ



異国の線路を
歩き続ける

見上げる空は
青と銀色
移り変わり
繰り返す

強い風が吹き付けて
僕は掴んだ
その銀色の
ひとすじを

2005/01/22 (Sat)

[12] 千年水晶
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音は翼になる

線は未来を変える



ほら、君がまた笑った。



千年前の、鳥の声。



トキの水晶

廻る大地で、

何度も君を探して



巡り合って、

そうして僕は

ほら、

また笑った。

2005/02/05 (Sat)
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