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シンラの部屋  〜 投稿順表示 〜


[75] 時間(とき)
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流れているのは
ふしぎな時間

ただ歩いているだけなのに



見上げているのは
ふしぎな空

ただ夕暮れの
空なのに

2014/10/16 (Thu)

[76] 
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目に染みるくらいの
青が見たいの。

目が痛いくらいの
青が見たいの。

涙が零れるくらいの
青が見たいの。



あなたのあなたの
胸の奥の青は

哀しくなるほど
澄んだ空。

2009/01/07 (Wed)

[79] 小石
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まぁるい小石を拾ってみる
シマシマ模様が愛らしい



空を仰いで
想い出す。



わたしっていう
この存在さえ
青い地球のひとかけら。



深くて大きな宇宙に光る

青いスフィアがここにもある。



小石もわたしも
この心音も

青い地球の
ひとかけら。

2008/12/28 (Sun)

[80] アドレス
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君の手紙の中には

いつだって愛があって

胸を閉ざした鍵でさえも

きらめいていて



青も赤も

ペパーミントも

涙で滲んで

しゃぼん玉色。



透けるような肌にも

柔らかな指先にも

いつだって

温もりがあって



「死にたい」って

SOSにさえ

優しさがあって



君の住所の文字にさえ

いつだって

愛があって





2008/12/29 (Mon)

[82] ロードムービー
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どこにでも あるような

他のどこにもないような

君の笑顔が

そこにありました。



東から 風は吹き

いずこかへ 旅をする



遠吠えや

虫の音や

送電塔や

ロードムービー






どこにでも あるような

他のどこにもないような

僕の涙も

そこにありました。



2009/01/12 (Mon)

[83] 無音
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雪の降らない白い空

溜め息ひとつ
零してみる



さびしさじゃない
哀しみでもない



ただ虚しいよ

2009/01/09 (Fri)

[84] 夏の少年
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入道雲

うだるような緑と

光だけが

無責任にはしゃぐ



夏休みの

あの坂駆けてる


2010/06/26 (Sat)

[86] 鏡の中
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鏡の中のわたし

泣いたようなカオしてる

鏡の中のわたし

あなたはだぁれ?

どうして泣いているんだろう



見たことのないカオ

これがわたし わたしなのかな






みんなそうかな



みんな

泣きながら

笑っているのかな



2009/01/11 (Sun)

[87] 雨の色彩
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買いたいものを

紙にメモした。



いろいろ買いたかったので

いろんな色のペンで書いた。



ある日

雨が降った。



雨に濡れ

袋から ふととりだした その紙は



しゃぼん玉みたいな

色してた。

2009/01/11 (Sun)

[88] じぶんのはなし
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さびしいから

笑っていたよ

さびしいから

はしゃいでいたよ

さびしいから

怒っていたよ

さびしいから

毎日何度も

郵便受けを見に行ったよ



さびしいから

眠ったりしたよ



さびしいから

今は、

さびしい詩を 書いているよ。

2009/01/12 (Mon)
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