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シンラの部屋  〜 投稿順表示 〜


[89] フユハユク
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冬は逝く

やがて生まれる
あたらしいものを いとおしんで

夢をみながら
冬は逝く

きっと笑って
冬は逝く



 だから
  
    鳥たちは翼を広げ
      草木はやわらかく



 ほほえみのなか

    花はつぼみを

      ひらくのだろう





2009/01/27 (Tue)

[90] 空の音
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青い空が泣き出した
どこへ行こうか白い鳥



悲しむすべを忘れて
とりあえず笑って

喜ぶすべを落として
なんとなく 暮らしてた



いつかみた
あのひとは誰だっけ

いつかいた
あの場所はどこだっけ



切なくなるくらい
空の澄んだふるさとで

りんと上向いて 旅立つんだ

光なら

2011/03/04 (Fri)

[91] ウェンディー・ソング
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何にもできないから
ここで歌ってる
嵐の夜

ネバーランドへの
窓がきしむ



きみのきみのきみの
その奇跡みたいな
指先で

あぁ魔法が響くのを
じんと聴いて

さぁ夜空が開くのを
しゃんと見て



旅立ちを
その身に纏って

何でもできるから
やがて夜が明ける



2009/01/12 (Mon)

[92] 未来
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溜め息の分だけ

空の青さは 深まるだろうか



ムダなんかじゃないって

教えてほしいんだ



一歩進んで

また立ちどまって

振り返って

消えてゆく今日



ムダなんかじゃないって

信じていたいんだ



この道の先で

青い空の下で

もう一度

君に会いたいんだ



新しいぼくになって

2009/01/12 (Mon)

[95] 星くず
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不器用で いとおしく

弱くてもろくて あたたかく

何より 尊い

ココロたち。






この街を照らす

ひとつぶ

ひとつぶ



この惑星-ホシ-を照らす

ひとつぶ

ひとつぶ。




2009/01/21 (Wed)

[99] 
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銀の椅子に腰かけて
月と星の音楽を聴く

生きることは
苦しいから



今は
ひそやかなときめきだけを

耳にしていたい


2009/01/14 (Wed)

[100] 星の砂
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君への手紙を
潮騒にのせ

夕べの海へ
流してみたよ



さらさら
さらさら

星の砂

僕の想いを届けておくれ



君への手紙を
流星にのせ

夜明けの空へ
飛ばしてみたよ



きらきら
きらきら

星の砂

君が元気か聴かせておくれ






今宵
星たち集まって

僕のところに運んできたよ



今宵
砂たち集まって

君の笑顔を届けにきたよ



さらさらさらさら

星の砂



しあわせだねって
笑ったよ。

2014/10/16 (Thu)

[101] 裸の海
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そこが海なら
裸で泳ぎたい

人目があろうが
なかろうが

汚れようが
汚れまいが



裸の海なら
裸で泳ぎたい

笑われようが
笑われまいが

2009/02/15 (Sun)

[102] 
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わたし 今 生きている。

 なんて不思議。

  あなたが 今 そこにいる。

   なんて不思議。







    クモの糸よりも もっと細い

  しとやかな線が ほどけなくて

     どうしようもないの。







 そしてあなたに 出逢ったの。



   なんて不思議 。

2009/01/27 (Tue)

[104] パステル
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やさしさって

伝染するのね。



こんな

けがれた

嫉妬や恨みや憎しみや

呪いなんかもいだいてしまう

醜い心に



あなたはお花を

植えてくれました。



パステルカラーの

ちいさな愛らしい



わたしなどには

似合いそうにない



可愛いお花を

贈ってくれたの。







かなしくなったら

素直に泣きます。



雨が降ったら

葉っぱ喜ぶ。



うれしくなったら

素直に笑うね。



光を浴びたら

花びらほほえむ。



ね。



あなたにもらった

やさしい気持ちを



こんどはわたしが

伝えていきたい。

2011/02/28 (Mon)
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