詩人:シンラ | [投票][得票][編集] |
閉じかけた
瞳をひらいて
膝を抱えてる
両手をほどいて
胸にさし込む
日差しをつかまえて
いま立ち上がる
扉を叩くよ
埃かぶった
古い伝説と
胸の奥秘めた
宝の在処-ありか-を
空に透かして
ザックに詰め込んで
さぁ出かけよう
扉を開けるよ
太陽に向かって進もう
夢の方角へ歩いていこう
熱い風の中
ふりかえれば
蜃気楼が手を振る
まだ解けてない
謎の数だけ
世界は今日も
笑ってるかも
夜明けの匂い
砂漠の砂の城
さぁ駆けだそう
両手を広げて
太陽に出会えるときまで
夢の真ん中に立てるときまで
熱い風の先
みすえたなら
新世界がざわめく
閉じかけた
瞳を
開いて
太陽に向かって進もう
夢の方角へ歩いていこう
熱い風たちを
抱きしめたら
深呼吸で旅立つ