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シンラの部屋


[121] 太陽の伝説
詩人:シンラ [投票][得票][編集]

閉じかけた
瞳をひらいて

膝を抱えてる
両手をほどいて

胸にさし込む
日差しをつかまえて

いま立ち上がる
扉を叩くよ



埃かぶった
古い伝説と

胸の奥秘めた
宝の在処-ありか-を

空に透かして
ザックに詰め込んで

さぁ出かけよう
扉を開けるよ



太陽に向かって進もう
夢の方角へ歩いていこう

熱い風の中
ふりかえれば
蜃気楼が手を振る



まだ解けてない
謎の数だけ

世界は今日も
笑ってるかも

夜明けの匂い
砂漠の砂の城

さぁ駆けだそう
両手を広げて



太陽に出会えるときまで
夢の真ん中に立てるときまで

熱い風の先
みすえたなら
新世界がざわめく






閉じかけた
瞳を
開いて






太陽に向かって進もう
夢の方角へ歩いていこう

熱い風たちを
抱きしめたら
深呼吸で旅立つ

2012/01/24 (Tue)

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