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シンラの部屋


[18] ほろきら
詩人:シンラ [投票][得票][編集]

声は空から降ってきて
眠れる君の
頬を打つ

彼女は広場の隅っこで
君の目覚めを待っている

雨粒ほろりら
おかえりなさい
雨粒ほろりら
さぁ行きましょう

苦しかった
優しかった
恋しかった
切なかった

星を見るのが大好きだった
あの頃君は
夢を生きてた

やがて夜明けが訪れて
雨は止み
ひかりが射し込む

雨粒きらきら
おかえりなさい
雨粒きらきら
さぁ行きましょう

2008/12/15 (Mon)

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