ホーム > 詩人の部屋 > シンラの部屋 > 雪と時

シンラの部屋


[24] 雪と時
詩人:シンラ [投票][得票][編集]

音もなく
 雪が降る

音もなく
 時が降る

確かにそこに
あるのだけれど
触れたら
すっと
消えてしまう

降り積もるのに
やがてはなくなる



「今」って一体
何なんだろう



雪道を
誰かが駆けてく

時の中
ひそかに眠る

2005/12/25 (Sun)

前頁] [シンラの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -