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シンラの部屋


[60] 木蓮
詩人:シンラ [投票][得票][編集]

胸をつきあげるような

孤独



わたしの世界が

暗闇につつまれる






せめて泣き崩れてみたい

耐えるしかない哀しみ






ふいに

四月の木蓮が

心の空でゆれる



どこで見るより

うつくしい

故郷の木蓮だ






こんなにも苦しい世界に

こんなにも

いとおしいものがある

2008/12/22 (Mon)

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