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シンラの部屋


[73] 冬の夜
詩人:シンラ [投票][得票][編集]

かじかんだ指
キラキラ瞬くアスファルト
こぼれる白い息
群青の空とグレイの雲
羽ばたく鳥の影

つよく輝く一番星

おいてけぼりのマフラー
薬指が破れた手袋
雪の匂いが染みたニット

オレンジに滲む昨日
いつかの夜のホットココア
息を切らして走る道路
彼方に佇む街の灯り



ふと仰げば一番星

2008/12/23 (Tue)

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