詩人:リリ | [投票][編集] |
言葉を持たない
想いは
心を突き刺す剣。
飲み込めば
自身を傷つけ
吐き出せば
貴方を苦しめる。
約束された
未来なんて
無い事は知ってる。
貴方を
繋ぎ止める
言葉は鎖。
だから言わない。
だから言えない。
今は想いのまま
前だけを見つめる。
言葉を知らない
未来は
心を解き放つ翼。
踏み出せば
背中を押し出し
躊躇すれば
手を差し延べる。
今は想いのまま
貴方と共に
前だけを見つめる。
いつか向かい合う
その日まで…。
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あなたの肩に
降り積もる雪は
いつしか
私にも舞い落ちる。
それはとても
優しい音を奏でて
知らなかった
愛を教える。
吐く息は
白く冷たいのに
心はこんなにも
温かい…
あなた肩に
降り積もる雪は
掌に溶けていく。
それはとても
小さな声で囁き
消えていく。
愛を確かに感じて
空を見上げる―。
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予報外れの雪に
貴方の住む街を
思い出す
それは
私の知らない景色
携帯の向こうで
貴方の目に写るもの
知りたいのに
いつも意地悪
今年初めての
降り積もる雪を
見ながら
ゆっくりと歩く
意地悪な貴方に
逢いたくなった…
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この…
言いようの無い
不安感は
伝えるべきか否か…
自分と、その心と
向き合って
過去の呪縛から
解き放たれるには
もう少し時間が
必要なのかも
しれない…
涙すら渇れた
遠くて近い記憶
今、再び
繰り返さない様に…
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言の葉
はらり はらり
こぼれて
涙の雫
陽炎は
ゆらり ゆらり
ただよう
心の影
時間(トキ)だけが
意味を持たず
過ぎ去れば
そこに残るものは
何ひとつ無い
言の葉
はらり はらり
いつしか
音を無くして
言の葉
ひらり ひらり
魂は
風になる
満ちてゆく
月の象(カタチ)
気付かずに
瞳を閉じたまま
僕たちは
何処へ向かうのか…
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風に色をつける
桜の道
手を繋ぎ
歩いて行こう
君の髪に
僕の肩に
優しく触れる
花びらひらひら…
儚い美しさは
永遠の記憶
2人でいつまでも
この1日を
語り合おう