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リリの部屋


[142] 四角い部屋
詩人:リリ [投票][編集]

軽い耳鳴りと
いつもの頭痛

周りが
見えない壁で
覆われたような
密着した空気の中

出口を探す手は
悪足掻き
発せぬ声は
泡の如く

それならば
じっと
うずくまって
来たる時を待とう

この四角い部屋が
もう少しだけ
広くなって
耳鳴りも頭痛も
去るまで


今は
そうゆう時期なんだ―

2008/03/25 (Tue)

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