貴方の足跡に重ねる小さな靴どんなに頑張っても追い付けないでいた影だけを追いかけてはつまずいている少女のように貴方の足音に耳をすます背中で組んだ両手で翼の痕を探しながら爪先で歩く私はね憧(こが)れるしか出来ないんだいくつになっても翔べない鳥なら鳴いていればいい貴方を想って―
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