―何処から来る?―僕の感情は見えないモノに支配された。心地良い不自由…此れを『愛』と呼ぶのだろうか?瞳に沢山の人を映しながら、脳を刺激するのは君の姿だけ。―シラナインダ―僕のこんな想い。淫らに歪んだ、僕の想い。君に触れるだけで爆発しそうな躰。嗚呼…不自由だ。思い通りにならない君が笑う。何も気付かず無邪気に振る舞う。壊してしまおうか―もう少しだけ、君を自由に泳がせた後で…僕以上の不自由を、君に与えてみよう。
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