詩人:純 | [投票][編集] |
……優しさに形なんてないでしょ?…撫でるのも…抱きしめるのも…優しさでしょ?……アナタはそれを分かってない……私は撫でるのも…抱きしめるのも…いらないから……私だけを見ていて………私だけを見ていて欲しい……私はそれだけで嬉しいから……ならそれだって優しさでしょ…?
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…沈んでいく……光のない世界へ………熱はない…音もない…匂いもない……ただ分かるのは……自分の存在…そして前へと繋がる道………一歩踏み出せば終わりなのか……死ぬ間際まで終わらないのか……見えないから果てがあるかさえ分からない………
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…アナタの後ろに続く足跡………誰のものとも違う……アナタだけの足跡…………転んだ跡……立ち止まった跡………引き返した跡………………全てがアナタの歩んだ道…………曲がってても………他の人と違ってても………それがアナタの道……アナタだけの道…………アナタは歩き出した……アナタのゴールはまだ見えないけど………歩みは止まることなく……………足跡は続いていく…………
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…あなたの言葉は……まるで魔法のよう…突き刺さり……私の底の底をえぐり取り……消えない傷を残していく…………
私が欲しいのは…あなたの一言…その言葉が欲しくて……今日も私は歩き続ける………
ただ…一言……私の心の傷を消してくれる………その一言だけが…ただ欲しかった……
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アナタが泣いた……強いはずのアナタが………声を殺して泣いた……
私も泣いた……悲しくて……子供みたいに泣いた…………アナタの悲しみが悲しい…………アナタを救えない私………………弱い私………………強いアナタ………
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神は全ての生物に2本の腕を与えた………一つは…自分を守るために……もう一つは愛する人を守るために………私は人間であり…神ではないのだから……自分と愛する人……それだけを守れればいい……
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…沈んでく……深く…深く……光の射さない海の底まで………私の体は沈んでく………涙も流し尽くして…声も枯れて…………ただ何かを求めて…沈んでく…………そこには温もりも…輝きも…音さえも無いのに……私は沈んでく……頭では…分かってる………………心では…分かってないのかもしれない………底がどんな世界なのか……光の無い世界がどんなものなのか…………………私は沈んでいく………私の意志ではない………ただ…私は沈んでいく……運命……
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…私は沈みきった………暗闇…ただ広がる暗闇………音も光も温もりも無い世界…………私は震えた……しゃがみ込んで…泣きたかったのに声も涙も出てこない…………
これが相応の罰なのか………私が犯した罪なのか…………………………
終わりが欲しい……どんな形でも構わない……誰がもたらしてくれるものでもいいから……この無意味な時間に終わりをください
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…暗闇の底に来て……悠久の時間が流れた……何も…何もない……………何もいらない……………………ここには苦しみも…寂しさもない……何もない……………………悲しみは消え去り……私はただここにいる…………
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…振り返り……歩き出す……前にではない…私は後に歩き出す………そこにあるのは………忘れかけた思い出…忘れられない痛み……涙の落ちた痕…………たしかにあった愛の名残火………いつの間にか無くしてしまった熱…………拾うために歩き出したのか……懐かしむために歩き出したのか………