詩人:村和緒 | [投票][編集] |
恋は宇宙的な活力であった大昔に
祈祷師の殺害に
電話番号が歪んで来る
何度も足を運ぶと
夕刊が萎(しな)びる
足元は鳥のフンで汚されている
駅近くの銀行は
電番号が歪(ゆが)んで居る
あの日、三好町青山での
マグナムの発射に躊躇(ちゅうちょ)無(な)き
戦士が雪を降らせた
二年後の祈祷師(きとうし)の殺害に
大晦日の前日に雪を降らせた
小刻みに私の左足の脛(すね)が汚染されてゆく
小刻みに痛い拗(す)ねて来る精神に
「恋は宇宙的な活力である」と囁(ささや)く
((2013/06/28(Fri) 02:38:24) 即興ゴルコンダ(仮)「ぎわら」名にて投稿せしもの)