詩人:科樹 | [投票][編集] |
今になって想うこと
あたしはやっぱり
君の隣じゃなくてよかった
あの時は君が好きすぎて
何も見えてなかったけど
一歩下がってみたら
色んなものが見えてきた
あたしはやっぱり
君の隣に居なくて
よかったと思う
あたしは君の隣じゃなくて
君の向かい側に居たいから
それを君に言ったとき
君はきょとんとしてたけど
ちゃんと理由があるんだよ
隣に座ってみて
初めて気付いたんだ
隣だと
君の顔がよく見えないって
君の横顔も
あたしは好き
けれどその横顔は
少し寂しい感じがした
だから
あたしは
君の向かい側に居たい
君のすべてが見たいから
あたしは
君の向かい側に居たい
君に全てを見てほしいから
あたしの位置は向かい側
愛しい君の向かい側
君の隣にはあの子がいて
あの子の前には
頼れるあいつ
今になって思うこと
この位置がたくさんの
君を見られる場所
今になって気付いたこと
あたし達の距離は
これが一番心地良い
そしてこれから思うこと
一秒でも長く
この位置にいられますように
詩人:科樹 | [投票][編集] |
君はいつでも勇気をくれて
君はいつでも力をくれて
君はいつでも答えをくれた
君は分かってないようだけど
君の存在は僕たちにとって
絶対的で絶大なんだ
当の君はやっぱりわかってないみたいだけど
そこが君の良いところ
そこが君の可愛いところ
そこも君の好きなところ
感謝なんてしきれない
だからお礼は言わないよ
それが僕にとって当たり前だから
君がずっと
僕の友達であるように
詩人:科樹 | [投票][編集] |
とても優しい君の匂い
とても心地良い君の声
弱いけど強い君の心
全部あたしは大好きだよ
それでもあたしは君を愛してない
大好きだけど「愛してる」とは違う
大切だけど「愛してる」とは言えない
答えは簡単
君への「大好き」は 恋じゃないから
そんな淡いものでも
そんな熱いものでもないの
たとえばそれは あの子を想うような
たとえばそれは きょうだいを想うような
そういうものだから
だから君が幸せになれるよう
できる限りのことはする
大好きな君の為に
愛してない君の為に
あたしは今日も精いっぱい
がんばろうと思います
詩人:科樹 | [投票][編集] |
笑顔が素敵なあの子の心
誰がわかってあげているんだい?
強そうに見せて意地を張る君は
いつもの素敵な無敵笑顔
でも その笑顔が仮面だということに
果たして何人が気付けるんだろうね?
君の泣いている心に
何人が声をかけてあげられるんだろうね?
強く在りたいと思うのは分かるよ
僕も実際そうだから
けれど見てると 悲しくなってしまう
どうして君はそんなに
強くて 優しくて
脆いんだろう
守ってやりたくなるでしょう?
君がそれを望んでなくても
それが君にとって要らない世話でも
君が我慢してるのは見たくない
出来れば我慢しないでほしい
でも それはできないんでしょう?
それならせめて
僕らの前ではその仮面を外して
泣いてはくれないかな…?
詩人:科樹 | [投票][編集] |
君は自分で分かってない
君がどれだけ悲しそうな笑い方をするか
まったく自分で分かってない
君が本心から笑ってないって
僕らが見れば直ぐ分かるのに
それで隠しているつもり?
君はどうしようもない程正直だから
特に僕らなんかには
嘘をつけやしないんだ
馬鹿だね 本当
僕らが離れていくなんて
万分の一にもないというのに
でもそういう君が 僕は大好きで
大切にしたい 守りたいって
そう思うんだ
どうか どうか頼むから
そんな顔で笑わないで
詩人:科樹 | [投票][編集] |
一回目のキスは飴の味
二回目のキスはキャラメルの味
三回目のキスはオレンジジュースの味
四回目のキスはココアの味
五回目のキスは煙草の味だった
こんなに君に触れてても
あたしは君の彼女にはなれない
だって君の彼女はあたしの親友
あの子の悲しむ顔は見たくない
ずるいってわかってるんだ
でも止められない
どうしようもないくらい
君が好きなんだ
諦められないくらい
君が好きなんだ
ねぇ…
最後のキスはいつになるかな?
もしかしたら五回目が最後かもしれない
もしかしたらまだしてくれるかもしれない
わからないから
少し怖い
ごめんね
大好きでごめん
愛してる
ごめんね
詩人:科樹 | [投票][編集] |
僕に《愛してる》と言わないで
僕にそんな資格はない
僕に《愛してる》と言わないで
僕にそんな価値はない
一生に一度のお願いです
僕に《愛してる》と言わないで
詩人:科樹 | [投票][編集] |
大好きなんて言いたくない
愛してるなんて言いたくない
けれど君が自分を呪うなら
何度だって言ってみせるから
届かなくたって叫ぶから
せめてここからいなくならないで