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スガワラシンゴ。の部屋


[5] 「一人恋を描く」
詩人:スガワラシンゴ。 [投票][編集]

掴みそこねた君の手を
もう握りしめる手立てはないが
君を想う僕の心を
引き止める術もないはずだろう

君から目をそらした瞬間に見た
曇る表情をなんと言葉にすればいいかな
その後に僕が負った自業自得の痛みを
なんと表現すればいいかな

馬鹿だなぁと
一人笑うが
その後に残る
なんともいえない無音を
かみ締めて震う

この部屋に君がいないんだと
室温の低さで気付く
今さら気の利いた言葉浮かんで
より一層虚しさが増す
また君が好きだと知った
次の瞬間にもう戻る事はない事も

胸を刺す痛みだけ
やけにリアルに




2006/08/28 (Mon)

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