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悪い所を誰よりも
知っている自分を
どうして売り込まなきゃ
いけないのですか
綺麗事ばかりの
こんな嘘つきは
選ばないで下さい
という綺麗事には
耳を貸さないで下さい
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強くありたいと願うから
人はいつも臆病で
正しく生きたいと願うから
人は必ず迷うもの
まっすぐな道を目指す度
道は歪に折れ曲がって
フリーハンドの曲線は
一見なめらかだけど
自信なさげに震えているの
今進む道はレールじゃないから
何度でも踏み外すけれど
脱線じゃないから
何度でも軌道修正して
レールじゃないから
寄り道だって楽しいの
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いつの間にか
投票しなくなりました
投票ボタンまで押して
感想を考えているうちに
感想以外のことを考えて
結局バックボタンを
押してしまいます
アレに投票したら
こっちにも投票したいな
とか
ここからここまで
みんないいな
とか
あーもう
私もこんなの書きたい
とか。
深く考える必要も
重く受け止める必要も
ないのでしょうけれど
何かを肯定することは
何かを否定することだ
とか
いろいろ考えて
たぶん
これからも投票はできません
するとしたら
このサイトにある
すべての詩を読み終えたとき
それまでは傍観者のまま
独り言を呟いています
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“この端末専用の
充電器を用いてください”
エネルギーの塊のようで
本当はただの輸送機
それだけでは何もできない
与えられるものと
与えるべきものの
その間にある存在
満ち溢れてなくてもいい
力の源でなくても構わない
独りでは何もできないけれど
世界にあふれた元気の欠片を
僕という規格で
あなたに届ける
そんな充電器になりたい
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私のどこが好きかと
尋ねるあなたと
私は何者なのかと
悩める私は
何かこう、
どうしようもなく似ている
文字や態度や
その他諸々の有限なモノでは
表現できないほど
あなたは私にとって
どうしようもなくあなたで
私は私にとって
どうしようもなく私であると
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私の言葉をどう思いますか
統一感のない言葉
一貫性のない信念
昔書いたものは
とても頼りなかったり
とても危なっかしかったり
少し羨ましく思えたり
何となく胸がキュンとします
無性に目をそらしたくなったり
時々消したくもなります
しかしそれは茶化しつつも
確実にそこに居た私です
私はいつもそこにいますが
だけどその私は一つとして
同じではないのです
成長を続けているのか
弱体化しているのか
それすら定かではありません
私の言葉をどう想いますか
統一感のない言葉
一貫性のない信念
だけどそれはそのまま
全て私なのです
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端折っちゃダメなんだね
大切なものは
ちゃんと最後まで。
たぶん私がずっと
あなたを覚えていられるように
そんな配慮なんだね。
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僕の個性なんて
へのへのもへじから
濁点をとった程度の近似率で
見分けが付いたとしても
別にどうって事ないのです
間違い探しのような個性は
むしろ同じところ探しで
のをめにしてみたり、
じをひにしてみたり
顔に見えなくなったら
一度すべてをリセットしてみたり
試行錯誤を繰り返した後に
原型の正しさに気付くもの
整いきった形を
常識だとか正義にあてはめて
今日も街には
たくさんのへのへのもへじ
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ここにある言葉は
きっとすべて特別で
そしてすべてに意味がある
私はすべてを見れなくて
誰も私のすべてを知らない
今出会った瞬間は
間違いなく偶然で
これを見てくれた人
私が見たすべて
みんなありがとう
↑の詩も↓の詩も
きっと今だから出会えた
いつか
忘れてしまうかもしれない
いつまでも
忘れないかもしれない
それでも
今しか言えません
今しか言いません
みんなありがとう