詩人:タキシード詩者 | [投票][編集] |
君といるのが急に恥ずかしいと思った。
それが照れ臭いという感情だと知ったのはそれからずっと後だった。
君と話をしなくなった。
目を合わせることすら出来なかったから。
僕はいつも君を困らせた。それしか君の心を自分に向ける方法を知らなかったんだ。
だけど気付いた。
君は僕の初恋の人。
君しか見えないと思った。
心から…
でも僕は気付くのに遅すぎた。
君の隣にはもうすでに僕以外のヤツがいる。
君は僕のモノにならなかったんだ。
僕は泣いた。
転んでも泣かないのが誇らしかったあの頃。その姿を見て欲しいのはいつも君だった。
君の名前を呟いた。
でも、君は僕を振り返ることはない。
さよなら僕の初恋。
さよなら愛しい君。